デンマーク、コペンハーゲン大学のニルス・スキャベク教授の調査によれば、1938年から1990年にかけて、成人男性の精子数は、ほぼ半減している。日本男性については、慶応大学の吉村泰典教授が1998年に研究を発表している。それによると、1970年代の日本男性の平均精子数は1mlあたり6500万個。1980年代には6300万個、1990年代には5700万個、とやはり急速な減少が見られる。

出典:『奪われし未来』シーア・コルボーン+ダイアン・ダマノスキ+ジョン・ピーターソン・マイヤーズ著 1997年 翔泳社