2004年(平成16年)7月28日「河北新報」記事

「有害化学物質が北極生物を汚染」
WWF報告書

ホッキョクグマやアザラシなど北極域の哺乳類に、ポリ塩化ビフェニール(PCB)などの有害化学物質による生体影響が出ている可能性があるとの報告書を世界自然保護基金(WWF)がまとめた。

工業製品や農業による汚染が北極域にまで広がったと考えられ、WWFは「地球温暖化の脅威に化学物質汚染が追い打ちをかけ、個体数の減少や絶滅を招くおそれがある」と警告している。

報告書は、2000年以降に発表された世界中の科学者の研究成果をまとめた。食物連鎖の上位に位置するホッキョクグマは化学物質が蓄積されやすく、バレンツ海のクマの血液中には1グラムあたり72~83ナノグラム(ナノは十億分の一)のPCBが含まれていた。ノルウェーのスバールバル諸島のクマからも高レベルのPCBや有機フッ素化合物、臭素系難燃剤が見つかった。

PCBや有機塩素系殺虫剤の体内濃度が高いホッキョクグマほど免疫力が低く、甲状腺ホルモンに異常が起きやすいことも判明。PCBや農薬のDDTがクマの骨中のカルシウム量と関連があることや、ゴマフアザラシの体内の臭素系難燃剤の量が、赤血球や白血球の量に金位しているという結果も報告されており、北極の野生動物にもみられる、異常行動や免疫機能の低下などとの関連を示すものだとしている。

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1998年7月21日 BBCニュース

 

Scientists in the Arctic region of Norway have warned that polar bears are at risk because of high levels of chemical pollution from the rest of Europe and East Asia.
ノルウェーの北極圏の科学者たちは、ヨーロッパやアジアからの化学物質による高濃度の汚染によって、ホッキョクグマが危機にあると警告している。

The bears have been found with both male and female sexual organs.
男性器と女性器の両方を持つクマが複数発見されている。

以下、全文は下記を参照のこと。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/europe/136386.stm